COLUMN 担当プランナーが伝える結婚式のこと

2019年09月17日(火)

意外なところで活躍した「ほしい物リスト」

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先日の台風被害に千葉はいまだに苦しんでいるようです。
私もその日は成田空港に向かいましたが、普段2時間かからない道のりに交通道路の通行止めなどで6時間かかりました。
さて、この度、千葉市は災害の支援物資を調達するためにAmazonの「ほしい物リスト」を使ったそうです。

[参照]Amazonほしい物リストで物資の寄付をお願いしています

ブルーシート、ヘッドライト、LEDランタンなど必要なものが必要な数量、調達できて重宝したとのこと。

日本では浸透しなかった欲しい物リスト

この、欲しい物リストをシェアするという行為は結婚式業界の人は誰でも知っている、日本では浸透しなかったシステムです。

欧米の新郎新婦には、欲しい物リスト(ウェディングレジストリ)が普及していて、
友人たちはそのリストから新郎新婦の欲しい物を見つけて結婚祝いを贈ります。
日本でも普及させようとする試みが何度も行われましたが現在までほとんど普及していません。

しかし、日本の結婚式の風習は、今大きく変わろうとしています
結婚式に合理性が求められ始めてきた今、この震災支援方法の普及とあいまって
新郎新婦にも注目されてくるかもしれません。

Amazonのおかげで簡単になった「ほしい物リスト」のシェア

このウェディングレジストリの歴史は古く、1924年にシカゴのマーシャルフィールドのデパートで開始されました。
ちなみに電子化は私も大好きなアメリカのTargetというスーパーマーケットが始めたそうです。

そして、百貨店やブランドがこのサービスを取り入れましたが、21世紀に入ると、ハネムーンレジストリやベビーレジストリ、
ハウスレジストリ、チャリティレジストリなどブライダル以外の専門的なものが登場してきました。

イギリスではウェディングリストと呼ばれカップルが結婚式の招待状と一緒にリストのコピーを送るそうですが、
最近はカップルがリストに何でも追加して利用しているそうです。[参照](Wikipedia

さて、Amazonの「ほしい物リスト」の何か素晴らしいのか。
それは、皆さん普段から、結婚式と関係なく、使っていることです。

使い慣れた「ほしい物リスト」をウェディング用に利用してシェアするだけという画期的簡単さです。

実際にやってみました

私もAmazonの「ほしい物リスト」は、カートに入れるのをためらった時しか使っていませんでしたが、使い方は簡単そうです。

マイリストで「リストを作成する」ボタンを押して「ウェディングリスト」などの名前でリストを作成し共有するだけ。
よく見たら、マイリストの隣に「友人」というタブがありましたので、このタブで他の人のリストがみられますね。
なお、ゲストは「ほしい物リスト招待メール」を送って新郎新婦にリストのシェアを催促することもできます。

私は、この欲しいものを伝える文化は合理的で素晴らしいと思うので、
おくゆかしい日本人には少々ハードルが高かったこの文化をAmazonが解決してくれるのではと期待しています。

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